THE BEATLES-LIVE AT THE STAR CLUB RAW TAPES 【5CD】 [mccd-470-474]

THE BEATLES-LIVE AT THE STAR CLUB RAW TAPES 【5CD】 [mccd-470-474]

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商品詳細

Mクローデル・レーベルのライヴ・クロニクル・シリーズの最新作は、歴史的作品としてレーベルを代表する金字塔となる素晴らしい作品! コレクターをやっていて良かったと思える瞬間が訪れます。今まで数多くリリースされてきた1962年12月末のハンブルグはスタークラブにおける超初期ビートルズの音源を、収録されたままの姿でここに完全収録しました。もちろん今まで聴くことの出来なかった初登場部分を含め、マニアにとっては驚愕のセットとなるでしょう。詳しい方は曲目リストを見ただけで、このセットの凄さというのが理解出来るのではないでしょうか。ライヴから50余年にして、とうとうここまで発掘されたのかという感慨でいっぱいです。

 1962年12月といえば、既にドラマーはリンゴに変わっており、「LOVE ME DO」でデビューしており、これからという大切な時期。このハンブルグのスタークラブへの出演はずっと以前にブッキングされていたもので、その後デビューしたからといっても契約はきちんと履行するというブライアン・エプスタインのビジネスに対する姿勢が評価された出演というエピソードが残されています。

 このスタークラブ音源は、当時ステージ・マネージャー職にあったエイドリアン・バーバーが、1962年12月ビートルズ最後のハンブルグツアーにおいて録音したとされています。60年代後期にアップルにテープの売り込みがあったのですが、その際は価値がないとして断られた後、様々な経緯を辿り1977年に初めて2枚組の正規アナログ盤としてリリースされたのが、おそらくこの世に出た最初ではないでしょうか。しかしながら、このリリース版はテープの全容からは程遠く、英米独の各国で権利関係のため異なった選曲がなされたり、また正規盤の処理として当然のように過剰な擬似ステレオ処理がなされたり、MCも実際の位置とは異なる位置にはめ込まれたりしていました。またリリース自体を無効としてアップルと訴訟になり、その結果1995年アンソロジーでも、映像に断片が使用されたのみで、全く無視されていたことも記憶に新しいところです。

 それでもスタークラブ音源の嚆矢としてマニアは黎明期のビートルズの荒々しい演奏に狂喜しました。しかし、音源として他にもまだまだマテリアルがあるというのは、その後にリリースされたブートレグにて断片ながら初登場部分が細切れに収録されていたことからも想像できる事でした。そしてファンはその全貌を知りたいと切望しつつも、中途半端な内容を手を替え品を替え、権利関係が曖昧な部分を突いて公式盤すらも乱発されてきました。何せ今までことごとく日付や実際の演奏順を無視した形で編集され、正確な曲順すら把握できるものではなく(タイトルによって曲順が異なっていた)、またどのテイクがどの日の録音かすら明らかではありませんでした。本作でもリール区分は判明しているものの、残念ながら正確な日付は未定のままです。従来の定説では12月25日、28日、31日の三日間となっており、本作クレジットの日付が従来のものと異なりますが、新たに発見された資料などを基に、この記載の日付が正しいのではないかと予想しました。

60年代後期において既にアップルに売り込みがあったように古くからテープの存在自体は知られていました。そして紆余曲折を経てリリースされたことも前述の通りです。しかしその後も未発表部分を含む様々なコレクターズ・アイテムがリリースされてきました。そんな中でひとつの区切りとなったのは2007年のMクローデル・レーベルがリリースした『HISTORICAL STAR CLUB TAPES』でした。いくつかの不備が散見されるものの、当時としては最長かつ最良の状態で収録しており、現行ではこれがベストとされてきました。しかし、リリースから8年が経過し、その後にMクローデルが独自に入手した多数の未発表ソース、初登場のライヴ演奏、さらにオークションやプロダクションのサンプラーテープをくまなく網羅し、それをさらに上回る音質と内容となっているのです。

まず本作の最大の特長として、1973年に最初に作られたテープ・コピーをメインに収録していることがまず挙げられます。全体を通して1973年のカセット音源はヒスノイズが多いのですが、今回は素材の生々しさを活かすためノイズリダクションをほとんど使っていません。ヒスはヒスとして残し、ノイズリダクションはクリップしている箇所などを別として最低限に抑えての収録というのが特長です。2007年にリリースした『HISTORICAL STAR CLUB』でも既にこの1973年テープ・コピーの一部を収録していましたが、その時は全てのリールを入手したわけではなく、この内12月31日の演奏は『Road Runner』から流用されていました。その『Road Runner』も、ノイズリダクションがかかりすぎていて、音がくぐもっていました。その差は本作で初登場ソースとなる12月31日に部分を聴くと顕著に感じられると思います。

当時録音された全4本のリールの内、ディスク1は(諸説ありますが)12月21日、1973年テープのリール#1とリール#2に相当する部分を収録。ディスク2はリール#3に相当する部分を収録。文献や資料によって日付が異なり諸説ありますが、本作では最新の研究を尊重し、このリール#3が12月25日と28日の二日間に渡って収録されたと判断しました。ディスク3はリール#4に相当する部分を収録。特に後半のドミノスの演奏は、録音自体が初登場のもので、前半のビートルズの演奏部分を含め、きちんと元素材から収録されている貴重なものです。このリール#4は1962年12月31日から1963年1月1日にかけて録音されたもので、途中で年明けを告げる声も収録されています。徹夜でどんちゃん騒ぎをしている当時の治外法権的なハンブルグの様子を垣間見る思いです。その他、細かい収録曲などはジャケットの記載をご参照ください。

そしてディスク4は、今までリリースされてきた様々なバージョンを収録しています。1977 FAN CLUB FLEXI DISCの「I Saw Her Standing There」は、ファン・クラブ限定のソノ・シートにのみ収録されていた、当時としては「別バージョン」貴重音源。1973テープより遥かに音が良く、トータル的にこの一連の録音の中では最も音質の良いトラックです。1978 RADIO DOCUMENTARYの「Red Hot」はラジオ・ドキュメンタリーのBGMとして使用された、当時としては「唯一」の「Red Hot」の音源。コア・ブートに収録されてきたものをここでも収録しています。アナログ時代はピッチが遅かったものをここでは正しく補正済み。1992 SOTHEBY’S SAMPLERはアラン・ウィリアムズによるオークション用のサンプラーテープからの収録。音質がさほど良いわけではありませんが、当時としては曲の前後が長く聴けたのが貴重でした。1993 ANTHOLOGY DIRECTOR’S CUTはアンソロジーのディレクターズカットでの使用音源。公開版より若干長いのが特長です。2005 FUEGO SAMPLER TAPEは、一時話題になったFuego Entertainment(現在は消滅)が公開していたサンプラーテープより収録しています。今回収録のディスク3と同一テープのロウ・ジェネレーション・テープになり、「A Taste Of Honey」はこちらがベストです。MATRIXは、枝分かれした複数ソースの良いところを再合成して作成した音声トラック。元のテープから不完全な「Red Hot」は、有志によって様々な手法で「完奏版」がフェイク音源として作られてきました。その中から2種類を収録。それがOUT-FAKE EDITです。「A Taste Of Honey」は、ディスク1で聴けるように1973テープのリール#1で途中で切れていたテイクを、リール#3のテイクと違和感なくつなげ「完奏版」としたものです。そして最後はアナログブート『MACH SHAU!』をそのまま収録しています。真空管オーディオアンプのオーバーロード特有の劣悪な音質だった音源は、このLP『MACH SHAU!』としてリリースされていました。劣悪な音質ながら未だにこのソースでしか聴けない部分もあり、特に「Roll Over Beethoven」はここでしか聴けないものです。入手可能なソースを全て網羅すべく、アナログ落としではなく、テープソースから収録です。

ディスク5は『RARE LIVE!』を収録しています。「Hully Gully」がビートルズの未発表曲だと誤記され、大々的にアピールされていることや、内容的にも完全収録とはとても言えませんが、非常にうまくまとまっており、リリース当時から決定版と評価されているタイトルです。しかし、アナログでのリリースとCDでのリリースでは、収録時間の関係でカットの位置が異なったり、それぞれにしか収録されていない部分があったり、また全体を疑似ステレオに加工していたりと、かなり人工的な編集がなされていました。本作は、そういった加工感を排除し、モノラルで収録し、さらにアナログにしか収録されていない部分、CDにしか収録されていない部分を相互に補完し、ビートルズの演奏ではない「Hully Gully」を含むコンプリート盤となっています。この並び、この内容を聴き込んだマニアが多いのではないでしょうか。
この『RARE LIVE!』をベースにした既発盤は、PURPLE CHICKを始め、メインとなる部分は音質が良いものでしたが、補完ソースとして使用されている部分のトランスファーに難があり、音が悪過ぎました。本作の特長として「純粋モノ」で、かつ「良質マスターからのトランスファー」で最も音質が良い、という2点が挙げられます。

Mクローデル・レーベルのライヴ・クロニクル・シリーズの最新作は、初登場を多数含む遂に登場したスタークラブのロウ・テープ。ディスク1から3でリール・テープ通りに収録し、さらにディスク4では別バージョンを収録。さらにこのディスク5では、ビートルズの演奏をコンパクトにまとめた『RARE LIVE!』の完全盤を収録。収録から50余年を経てやっとここまで来たかという感慨深いタイトルです。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。スリップケース付。

DISC ONE
DECEMBER 21, 1962
1st SHOW "1973 TAPE"reel #1
01. Be-Bop-A-Lula
02. I Saw Her Standing There
03. Hallelujah I Love Her So
04. Red Hot

2nd SHOW "1973 TAPE"reel #2
05. Adrian Barber Voice Memo
06. Shelia
07. Kansas City - Hey Hey Hey Hey
08. Shimmy Like Kate
09. Reminiscing
10. Red Sails In The Sunset
11. Sweet Little Sixteen
12. Roll Over Beethoven
13. A Taste Of Honey

DOMINOS
14. Money with TONY SHERIDAN
15. Sparking Brown Eyes
16. Lovesick Blues
17. First Taste Of Love
18. Dizzy Miss Lizzy
19. Do You Believe
20. Ooh Pooh Pah Doo
21. Twist And Shout
22. Cannonball with BETTINA DERLIEN

DISC TWO
DECEMBER 25, 1962
"1973 TAPE" reel #3
01. Nothin' Shakin'
02. I Saw Her Standing There
03. To Know Her Is To Love Her
04. Everybody's Trying To Be My Baby
05. Till There Was You
06. Where Have You Been All My Life?
07. Lend Me Your Comb
08. Your Feet's Too Big
09. Talking About You
10. A Taste Of Honey
11. Matchbox
12. Little Queenie

DECEMBER 28, 1962
1st SHOW "1973 TAPE"reel #3
13. Twist And Shout
14. Mr.Moonlight
15. Besame Mucho
16. Talking About You
17. Falling Love Again
18. Long Tall Sally

2nd SHOW "1973 TAPE" reel #3
19. I Remember You
20. tuning
21. Roll Over Beethoven
22. I'm Gonna Sit Right Down And Cry Over You

REBEL ROUSERS
23. Hully Gully
24. I Take What I Want

DISC THREE
DECEMBER 31, 1962
"1973 TAPE" reel #4
01. tuning
02. Road Runner
03. Hippy Hippy Shake
04. A Taste Of Honey
05. ‘ It’s five to twelve ‘
06. ’ Ein Zulage ‘
07. Ask Me Why
08. ‘ Goodnight ’

DOMINOS
09. Horst Fascher Announcement
10. You Can't Sit Down
11. Roll Over Beethoven
12. Black & Blue
13. Do You Love Me
14. Let's Twist Again
15. Red River Rock
16. Mashed Potatoes
17. Forty Days
18. Ja-Da
19. The Sheik of Araby
20. Buckeye
21. La Bamba
22. Early in the Morning
23. The Twist
24. The Kid
25. The Paris Jam

DISC FOUR
EXTRA DISC
1977 FAN CLUB FLEXI DISC
01. I Saw Her Standing There

1978 RADIO DOCUMENTARY
02. Red Hot

1992 SOTHEBY’S SAMPLER
03. Kansas City
04. Shimmy Like Kate
05. Roll Over Beethoven
06. Fallin’ In Love Again

1993 ANTHOLOGY DIRECTOR’S CUT
07. Red Hot - Shimmy Like Kate - Red Sails In The Sunset

1995 ANTHOLOGY
08. Red Hot - Shimmy Like Kate - Red Sails In The Sunset

2005 FUEGO SAMPLER TAPE
09. ‘ Lost Tapes ’
10. A Taste Of Honey
11. Hippy Hippy Shake - A Taste Of Honey - I Saw Her Standing There - Lovesick Blues

MATRIX
12. Till There Was You
13. Where Have You Been All My Life?

OUT-FAKE EDIT
14. Red Hot #1
15. Red Hot #2
16. A Taste Of Honey

“MACH SHAU”
17. A Taste Of Honey
18. Till There Was You
19. Where Have You Been All Of My Life?
20. Lend Me Your Comb
21. Your Feet's Too Big
22. I'm Talking About You
23. To Know Her Is To Love Her
24. Everybody's Trying To Be My Baby
25. Matchbox
26. Little Queenie
27. Nothin' Shakin'
28. Roll Over Beethoven

DISC FIVE
RARE LIVE! ‘62 Complete Version
01. Introduction
02. I'm Gonna Sit Right Down And Cry Over You
03. I Saw Her Standing There
04. Roll Over Beethoven
05. Hippy Hippy Shake
06. Sweet Little Sixteen
07. Lend Me Your Comb
08. Your Feet's Too Big
09. Twist And Shout
10. Mr. Moonlight
11. A Taste Of Honey
12. Besame Mucho
13. Reminiscing
14. Kansas City - Hey Hey Hey Hey
15. Where Have You Been All My Life?
16. Hully Gully REBEL ROUSERS
17. Till There Was You
18. Nothin' Shakin'
19. To Know Her Is To Love Her
20. Little Queenie
21. Falling In Love Again
22. Ask Me Why
23. Be-Bop-A-Lula
24. Hallelujah I Love Her So
25. Sheila
26. Red Sails In The Sunset
27. Everybody's Trying To Be My Baby
28. Matchbox
29. I'm Talking About You
30. Shimmy Like Kate
31. Long Tall Sally
32. I Remember You